受験生や保護者が最も関心を寄せる「費用面」と「大学進学ルート」について、客観的な数値データからその構造を浮き彫りにします。
慶應義塾高校の教育環境・コスト・進路データ一覧
以下は、公式発表資料および関係者への取材データをもとにまとめた実態比較表です。
慶應大学内部進学基準と医学部・人気学部の熾烈な争奪戦
塾高の最大の特徴は、高校3年間の全科目の累積成績によって進学先学部が決定される点です。 慶應大学内部進学基準は10段階の評定平均値によって厳密に順位付けされます。学年約700名(1学年18クラス規模)の中で、上位から希望学部を選択していくシステムです。 特に慶應義塾高校進路医学部の枠(約22名)を狙う生徒たちの争いは熾烈を極めます。主要教科はもちろん、体育、美術、音楽、家庭科に至るすべての科目で「9〜10」に近い評定を揃え続けなければならず、定期試験でのわずか1点のミスが進路を左右します。 医学部に次いで高い人気を誇るのが法学部法律学科・政治学科や経済学部、理工学部です。一方で、学内成績が下位に沈むと、希望とは異なる学部への配置を余儀なくされるか、そもそも進学基準を満たせずに原級留置(留年)の憂き目に遭うことになります。