変な夢ばかり見るのはなぜ?連日続く理由と病気のサインを徹底究明

変な夢ばかり見るのはなぜ?連日続く理由と病気のサインを徹底究明

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「単なる夢」として片付けては危険な、医学的介入を要するケースが存在します。奇妙な夢の内容があまりに暴力的・威嚇的であり、起床後も激しい動悸や恐怖が持続して日常生活に支障をきたす場合、それは変な夢ばかり見る病気としての「悪夢障害の症状」に合致します。米国精神医学会の診断基準(DSM-5)でも、睡眠障害国際分類(ICSD-3)でも独立した疾患として位置づけられています。

さらに深刻な注意を要するのが、夢の中の行動が実際の肉体運動として現れてしまう「レム睡眠行動障害」です。通常、レム睡眠中は脳幹からの指令によって骨格筋の緊張が完全に遮断され、身体は弛緩状態に保たれます。しかし、脳幹の機能に障害が生じると、夢の中で戦っている情景に合わせて大声で叫んだり、壁を殴ったり、隣で寝ている家族に殴りかかったりする異常行動が引き起こされます。これは将来的なパーキンソン病やレビー小体型認知症など、シヌクレイン病と呼ばれる神経変性疾患の前駆症状であるリスクが高いことが数々の疫学研究で判明しています。

病態・区分詳細・臨床症状の特徴発症率・臨床データの相場編集部の見解・受診の緊急度一過性のストレス夢不条理なストーリー、追いかけられる感覚。起床後に疲労感があるが日中への機能障害は軽微。成人の約50〜85%が生涯で定期的に経験。【経過観察】生活習慣の見直しや入浴習慣の改善で軽快するケースが主流。悪夢障害生命や安全を脅かす生々しい悪夢が週数回頻発。入眠恐怖、日中の不安・強い集中力低下を伴う。一般成人の有病率は約2〜8%。PTSD併発例では50%超。【中度:要受診】心理療法(IRT:イメージ書き換え療法)や薬物療法の対象。レム睡眠行動障害(RBD)夢の体験と一致した大声の寝言、手足を激しく振り回す、起き上がって突進する等の異常行動。50歳以上の約1〜2%。発症後10〜15年で高確率で神経変性疾患へ進行。【高:直ちに精密検査】怪我の危険大。終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)が必須。睡眠時無呼吸症候群(SAS)「水に溺れる」「首を絞められる」など窒息に直結する変な夢。激しいいびきと起床時の頭痛。成人男性の約20%以上に潜在。中等度以上は循環器リスク増大。【高:要呼吸器専門医】気道閉塞による低酸素状態が夢に直結。CPAP治療等が必要。
小林 直樹
著者

小林 直樹

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