SNSや大手質問投稿サイトを調査すると、「左の腰に激痛が走り、ぎっくり腰だと思って整体へ行ったら救急車で運ばれた」という壮絶な体験談が数多く散見されます。ある30代男性の手記には、次のような生々しい証言が残されていました。
「朝起きて靴下を履こうとした瞬間、左の腰に激痛が走りました。以前経験したぎっくり腰だと思い込み、痛みに耐えながら湿布を貼ってベッドで横になっていました。しかし、1時間経っても2時間経っても痛みが全く引かず、むしろ冷や汗が吹き出し、吐き気まで催してきたのです。たまらず家族に救急車を呼んでもらい、搬送先のCT検査で下された診断は『左尿管結石』でした。医師からは『もう少しで腎機能に深刻なダメージが残るところだった』と告げられました」
医療現場の取材でも、同様の「思い込みによる受診遅れ」を危惧する声が絶えません。筋肉のトラブルであれば、横になってじっとしていればピークを越えていくのが通例です。しかし、痛みが右肩上がりに増していく、あるいは姿勢を変えても1ミリも楽にならないという異常事態に直面した際、多くの人が「これくらいで救急外来に行っていいのか」と躊躇してしまいます。現場のリアルな証言が教えてくれるのは、直感的な違和感と全身症状(吐き気・冷や汗・発熱)を決して見過ごしてはならないという教訓です。