Q1:丸に「W」マークはお風呂場での手洗い可の合図ですか?
A1:完全な誤解です。丸に「W」は「プロによるウエットクリーニング(高度な水洗い)」を意味します。専門業者が特殊な助剤と精密な温度管理・短時間脱水機を用いて行う技術であり、家庭での手洗い可能を示す記号ではありません。桶に手のイラストが入った「手洗いマーク」がない限り、家庭で水洗いすると縮みや激しい型崩れを引き起こします。
Q2:洗濯機の「ドライコース」を選べば、ドライクリーニング専用の服も洗えますか?
A2:絶対に不可能です。洗濯機のドライコースは「水」を使って弱水流で洗う機能に過ぎず、専門店の有機溶剤を使ったドライクリーニングとは根本的に異なります。「桶に×」が付いていて「丸にP/F」のみが記載されている服を家庭のドライコースで洗うと、ウールはフェルト化して縮み、レーヨンはゴワゴワに収縮して復元できなくなります。
Q3:タンブル乾燥機が禁止されている服をコインランドリーで乾燥させるとどうなりますか?
A3:業務用の高熱(70℃〜80℃以上)と激しい回転叩きつけにより、生地が一気に収縮・硬化します。特にポリウレタン入りのストレッチパンツは弾性糸が熱で切れ、二度と元の伸縮性に戻らなくなります。プリントTシャツの剥がれや、ニット類の数サイズダウンなど、取り返しのつかない致命傷を負うことになります。
Q4:アイロンのマークに「当て布」のイラストがない場合、直接アイロンをかけても平気ですか?
A4:マーク単体では当て布の要否は判別できません。現行の新JIS規格では当て布のピクトグラムが廃止されたため、当て布が必要な場合は記号の横や下部に「あて布使用」という日本語テキストで補足されています。特に濃色の綿、化繊、ウール素材は直当てすると摩擦熱でテカリ(艶)が出てテカテカになるため、付記表示の確認が必須です。