多くのプレイヤーが直面する最大の壁は、「3DS版で広く知れ渡っていたパスワードがSwitch版では通用しない」という点です。物語の序盤、第2章で利用可能になる「こやぎ郵便局」の2番窓口には、確かにパスワード入力のメニューが存在します。しかし、かつて公式ファンブックやコロコロコミックの誌面を飾った「せかいはおともだち」や「にゃんだふる」といった文字列を入力しても、エラーメッセージが表示されるだけで恩恵を受けることはできません。
この現象の背景には、妖怪ウォッチ1 Switch リメイク 違いにおけるゲームバランスの根本的な再調整があります。3DS版(2013年発売)は、玩具やアニメ、雑誌プロモーションとリアルタイムに連動する施策として多数の「ひみつの合言葉」が配布されました。ところが、移植・リメイクにあたってレベルファイブ開発陣は、外部パスワードによる序盤のパワーインフレを抑制し、Switch向けに用意された新たな周辺デバイスやゲーム内進行と調和する仕様へと舵を切ったのです。
現在、ネット上に散見される「妖怪ウォッチ1 Switch パスワード一覧」と銘打たれた記事の多くは、3DS版の過去データを検証しないまま転載したキュレーションサイトに過ぎません。郵便局の受付カウンターで虚しくボタンを連打する前に、プラットフォームごとの仕様差を正しく理解する必要があります。