ネット上で定期的に囁かれる「たべっ子水族館の生産終了説」ですが、結論から言えば完全なデマです。株式会社ギンビスの公式製品カタログおよび流通データを確認しても、定番の50g箱入りパッケージ、携帯に便利な25g食べきりサイズ、さらにはファミリー層向けの5連パックに至るまで、現役バリバリの主力商品としてラインナップされています。
ではなぜ、「買えない」「消えた」という誤解がこれほど根強く拡散してしまうのでしょうか。そこには大手コンビニエンスストアをはじめとする小売業界特有の「棚割り(シェルフマネジメント)」のメカニズムが深く関わっています。
コンビニのお菓子コーナーは、毎週のように各社から登場する新商品によって極めて激しい生き残り競争が繰り広げられる場所です。元祖「たべっ子どうぶつ バター味」は不動の定番棚(フェース)を年間通して確保している店舗が多いのに対し、姉妹品である水族館は「準定番」や「キャンペーン枠」として扱われるケースが少なくありません。そのため、店舗のオーナー判断や新商品入れ替えのタイミングで一時的に陳列から外れると、普段利用している消費者が「どこにも売っていない=終売した」と錯覚してしまう構造が存在します。
加えて、冬季から春先にかけて流通する「たべっ子水族館 ホワイトチョコ味」などの季節限定フレーバーが姿を消す時期と重なることで、シリーズ全体の供給不安という誤認に拍車をかけているのが実態です。