かつて港区の夜を支えた「ギャラ飲み」や個人間マッチングの市場は、今や完全に冷え込んでいる。税務当局による無申告課税の強化と、プラットフォーム側の本人確認・法規制の厳格化がダブルパンチとなったからだ。
「昔のように、ただ飲み会に参加するだけで月に数十万円を稼ぐのは不可能に近い」。そう語るのは、かつて西麻布のバーを毎晩のように渡り歩いていたAさん(26)だ。パトロン頼みの生活を送っていた女性たちの多くは、相次ぐ税務調査のニュースに怯え、表舞台から姿を消した。資金源を絶たれたことで、家賃の高い港区のマンションを引き払い、郊外へ移住するケースも後を絶たない。