メッシュを入れる際、誰もが直面するのが「どの色にするか」という選択です。特にオーダーの二大巨頭であるゴールド系とシルバー系には、それぞれ異なる特徴とケアの難易度が存在します。
王道であるメンズメッシュ金髪は、躍動感やアクティブな男らしさを表現するのに最も適しています。ブリーチ1回で到達できる明度(14〜16トーン)で成立するため、施術時間が比較的短くコストも抑えやすいのが強みです。しかし、ベースのアンダーカラーである赤みや黄みが強く出すぎると、ヤンキー風の粗野な見え方に転びやすいリスクを孕んでいます。品格を保つためには、薄いベージュやアッシュを重ねるミルクティーゴールド寄りの発色を目指すのが現代の流儀です。
一方、都会的で洗練されたクールさを求める層に絶大な支持を誇るのがメンズメッシュシルバーです。黒髪とのコントラストが知性的でモダンな雰囲気を醸し出しますが、日本人の髪特有の赤み・黄みを完全に打ち消す必要があるため、通常2回以上のブリーチ、あるいは高リフトの脱色が求められます。施術難易度が高く毛髪の体力も消費しますが、その視覚的インパクトと垢抜け効果は他の追随を許しません。
せっかく手に入れた美しいカラーも、適切なケアを怠れば2週間足らずで無残な色落ちを迎えます。メンズメッシュ色落ち対策として外せない鉄則は以下の3点です。
- カラーシャンプーの戦略的活用:シルバーやアッシュ系を入れた場合は紫シャンプー(ムラシャン)を週2〜3回使用し、黄ばみの発生を抑制する。
- ドライヤー前の熱保護:ブリーチ毛は熱に対して極めて脆弱であるため、アウトバストリートメント(ヘアオイル・ミルク)を塗布してから乾かす。
- 日焼け・紫外線対策:紫外線は毛髪内部の染料を破壊し退色を急激に早めるため、UVカットスプレーを活用して色持ちを劇的に延ばす。