ネット検索やSNSの書き込みを見ていると、「トリキで知多のメガジョッキを飲んだ記憶がある」「知多ハイボールのメガサイズを復活させてほしい」といった投稿を時折目にします。しかし、これはユーザーの記憶違いによる明らかな誤認です。
鳥貴族のメニュー変遷を綿密にリサーチすると、メガジョッキ規格が適用されていたのは「ジムビームハイボール」および「トリキサワー」などの定番大衆酒であり、知多ハイボールがメガジョッキで提供された事実は一度もありません。知多は繊細な香りを逃さない専用のタンブラーで提供されており、原価計算の観点からもメガジョッキでの提供は物理的に不可能でした。
人間は過去の快適な体験を記憶の中で誇張して結びつけてしまう傾向があります。「知多が安く飲めた」という強烈なインパクトと、「メガジョッキで安く飲めた」という別銘柄の記憶が混同され、ネット上で都市伝説的な言説として独り歩きしてしまったのが真相です。