ピーナッツは何歳から?5歳未満Ngの理由と離乳食ペーストの正解

ピーナッツは何歳から?5歳未満Ngの理由と離乳食ペーストの正解

ピーナッツは何歳から?5歳未満Ngの理由と離乳食ペーストの正解の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

「5歳未満にナッツはNG」という原則を聞くと、「ではピーナッツアレルギーの確認や導入も5歳まで待つべきなのか」と疑問を抱く保護者も少なくありません。しかし、食物アレルギーの診療ガイドラインにおいては、発症予防の観点から真逆のアプローチが確立されています。

かつては「アレルギーが心配な食品は開始時期を遅らせる」という指導が主流でした。ところが、英国で行われた大規模な「LEAP研究」をはじめとする最新の臨床試験によって、乳児期早期からアレルゲンを微量ずつ経口摂取した子どものほうが、完全除去していた子どもに比べてピーナッツアレルギーの発症率が8割以上も低下することが科学的に証明されました。

口から安全に消化管を通じて吸収させることで、免疫が食品を「安全な異物」と認識する経口免疫寛容が成立します。つまり、「窒息リスクのある固形ナッツは5歳まで禁止」とする一方で、「完全に滑らかなペースト状であれば、離乳食初期〜中期の生後6〜7ヶ月頃から少量ずつ取り入れる」というのが、現在の小児医療における正しいスタンダードです。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。