機関投資家のデスクに並ぶBloomberg Terminalを叩いても、同社のリアルタイム・マルチプルはもはや表示されない。だが、プライベート・エクイティの視座に立つプロフェッショナルの間では、現在の同社の本質的価値に対する株式投資分析が今なお熱心に続けられている。上場廃止時のプレミアム価格すら、現在の潜在的キャッシュフロー創出力から見れば割安だったのではないかという議論すら存在する。
潤沢な営業キャッシュフローを外部株主への配当に流出させることなく、そのまま成長投資と研究開発へ再投下できる環境は、製造業にとって最大の武器だ。非公開企業ならではのレバレッジを効かせた資本効率の追求が、財務体質を筋肉質へと塗り替えている。