猫のお腹のタプタプは太り過ぎ?ルーズスキンの正体と病気の見分け方

猫のお腹のタプタプは太り過ぎ?ルーズスキンの正体と病気の見分け方

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愛猫のタプタプが「機能美としてのルーズスキン」なのか、それとも「健康を脅かす肥満」なのかを客観的に判断するには、世界小動物獣医師会(WSAVA)が策定した「ボディコンディションスコア(BCS)」を指針とした触診が最も確実な手法となる。

見分ける際の決定的なポイントは、以下の2点に集約される。

  • 真上から見たときの腰のくびれ:上から見下ろした際、肋骨の後ろ側に適度なくびれが確認できればルーズスキンの可能性が高い。くびれが消失して寸胴、あるいは樽型に張り出している場合は肥満が強く疑われる。
  • たるみをつまんだ際の感触:ルーズスキンは、指先でつまむと「薄い布を2枚重ねたようなペラペラ感」があり、皮膚の下に硬い肉感がない。一方、脂肪が蓄積している場合は、まるで「分厚いホットケーキやバターの塊」を掴んでいるかのような厚みと弾力、ずっしりとした重みを感じる。

以下の比較表は、臨床獣医療の現場で用いられる体型分類と、ルーズスキンの見極め基準を整理したものだ。

体型分類・状態詳細・触診データ(肋骨・下腹部)BCS評価基準(5段階)編集部の見解・推奨対応理想体型+ルーズスキン肋骨は薄い皮下脂肪越しに容易に触れる。下腹部の皮膚だけがペラペラと垂れ下がる。BCS 3(標準・理想体型)減量の必要性は皆無。食事・運動量を現状維持し、スキンシップ時に皮膚の状態を観察。過体重(軽度〜中等度肥満)肋骨に触れるのにやや圧迫が必要。下腹部のたるみをつまむと明らかな脂肪の厚みがある。BCS 4(過体重)おやつ制限と運動促進。ルーズスキン内部に脂肪が充填され始めているため体重管理へ移行。重度肥満強く押しても肋骨が容易に触れない。下腹部がパンパンに張り出し、揺れ幅も重苦しい。BCS 5(肥満)糖尿病や関節炎の激増リスク。獣医師の指導のもと、計画的なカロリー制限と治療が必要。病的腫大(ヘルニア・腫瘍等)たるみの一部にコリコリした小石状の硬結、あるいは押し込むと引っ込む柔らかい膨らみ。判定不能(疾患状態)即時の受診が必須。悪性腫瘍や嵌頓(かんとん)ヘルニアの恐れがあり経過観察は厳禁。
斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。