結論として、一流の成果を収める学習者は「やる気」という気まぐれな感情に一切依存していません。彼らは「やる気の有無にかかわらず、自動的に体が動いてしまう仕組み(習慣)」を生活の中に組み込んでいます。
著名な哲学者や文学者が残した言葉も、この本質を突いています。古代ローマの哲学者セネカは「困難だからやらないのではない。やらないから困難なのだ」と喝破し、文豪ゲーテは「初めからやる気のある者などいない。行動することによってのみ意欲が生み出される」と説きました。言葉の力は、迷いが生じた一瞬に背中を押す着火剤としては有効ですが、その後の推進力となるのはあくまで「環境設計」です。
感情で自分をコントロールしようとするのをやめ、「タイマーをセットする」「机の上を片付ける」「1行だけ書く」という行動の自動化に注力してください。仕組みさえ整えば、やる気は後から必然的についてきます。