視聴者が日々のニュースや情報番組を見る際、作られた演出や誘導インタビューを見抜くためのチェックポイントはいくつか存在します。以下の違和感に注目することで、情報リテラシーを高めることが可能です。
1. テロップと本人の口元の動きが不自然に省略されている
本人が話した長い文章から、制作側が欲しい単語だけを抜き出し、前後の文脈を無視した短いテロップをつけているケースです。「〜という意見もあるが、私はそう思わない」と話した人の後半だけをカットし、「私はそう思わない」というテロップを強調するような切り抜き編集は典型的な手法です。
2. 一般人にしては「滑舌」「声量」「要約力」が完璧すぎる
街頭で突然マイクを向けられた一般人は、緊張して言葉に詰まったり、言い淀んだりするのが自然です。アナウンサー並みの滑舌と抑揚で、15秒以内に完璧な起承転結で政策批判やトレンド解説を語る回答者は、セミプロ(モデル・劇団員)であるか、事前に何度もリハーサルを行った可能性が高いと言えます。
3. 回答者の肩書が「〇代 無職」「通行人」など極端に曖昧
身元が特定されるのを避けるため、職業や居住地域を極度にぼかしたテロップ表記が多用されている場合、制作関係者の身内や、急遽集められたエキストラであるケースが散見されます。
4. 賛否両論のテーマなのに、放送される意見の比率が「9対1」など極端に偏っている
世論調査では意見が拮抗しているテーマであるにもかかわらず、街頭インタビューの映像が特定の結論に偏っている場合、それは街の声ではなく「番組の主張を代弁させるためのインタビュー選別」が行われている証拠です。