表示タブをいじっても罫線を削除してもどうしても線が消えない、あるいは消えたはずの線が突然復活するケースがある。その代表格が条件付き書式による枠線トラブルだ。
業務用の複雑な管理表では、特定の値が入力された際に自動で外枠を引く条件付き書式が組み込まれていることがある。条件付き書式で付与された罫線は、通常の「セルの書式設定」から「枠なし」を選んでも優先的に上書き描画されるため、手動操作では一切消すことができない。この場合は「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールの管理」を開き、該当セルに適用されている書式ルールそのものを修正または削除する必要がある。
もう一つの落とし穴が、エクセル印刷時に枠線を消す設定をめぐる誤解だ。画面上でいくら目盛線を美しく整理していても、印刷設定が誤っていれば用紙やPDFに余計な枠線が出力されてしまう。「ページレイアウト」タブにある「シートのオプション」を確認してほしい。ここにある「目盛線」項目のうち、「印刷」のチェックボックスにチェックが入っていると、画面上で非表示にしていても印刷時には強制的にマス目が出力されてしまう仕様になっている。画面表示と印刷出力は完全に独立したフラグで制御されている点を把握しておかなければならない。
逆に、線が消えすぎて困った場合はExcel枠線再表示の最新手順を辿ればよい。表示タブの「目盛線」を再チェックし、それでも表示されないセルがある場合は塗りつぶしを「色なし」に変更すれば、初期状態のクリアな作業画面へと確実に復帰できる。