Let It Be本当の意味とは?聖母マリアの誤解と母への涙の秘話

Let It Be本当の意味とは?聖母マリアの誤解と母への涙の秘話

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歴史的名曲として絶賛される一方で、バンド内部におけるこの楽曲への評価は決して一枚岩ではありませんでした。特にジョン・レノンの冷笑的な反応と、ビートルズ最後のオリジナルアルバムとして世に出るまでの経緯には、生々しい人間ドラマが存在します。

項目詳細・事実データ世間の一般的な認識編集部の見解・分析マザー・メアリーの正体ポールの実母メアリー(1956年に乳がんで逝去、当時ポール14歳)新約聖書に登場する聖母マリア個人的な母への哀傷歌でありながら、宗教的メタファーとしても機能する高度な二重構造。ジョン・レノンの評価「ビートルズの曲ではない。サイモン&ガーファンクルを真似たポールの独りよがりだ」と酷評メンバー全員が敬意を払った代表曲ジョンの嫉妬と宗教的説教臭さへの嫌悪。アルバム内で曲の直後にふざけた台詞を挿入させた。アルバム制作の時系列1969年1月録音。その後制作された『Abbey Road』(1969年9月発売)より録音は先ビートルズが完全に最後に作った作品お蔵入りしていたテープをフィル・スペクターが過剰装飾で仕上げ、解散後の1970年5月に発売。サウンド・プロデュースの確執ポールは無断で加えられた壮大なストリングスと女声コーラスに激怒し、原盤差し戻しを要求メンバー全員が納得して世に出したアレンジこの独断的編集がポールの脱退発表(1970年4月10日)とバンド解散の決定打となった。

ビートルズ最後のアルバム経緯を紐解くと、この楽曲がどれほど険悪な火種を孕んでいたかがよく分かります。生々しいロックンロール原点回帰を目指したはずの「ゲット・バック・セッション」はお蔵入りとなり、バンドは奇跡の調和を取り戻して最高傑作『Abbey Road』を先に完成・リリースしました。

放置されていた未完のテープを、ジョンの依頼でプロデューサーのフィル・スペクターが過剰なオーケストラで装飾したことにポールは激怒。自身の意図とは異なる「大仰なバラード」に仕立て上げられたことは、ビートルズという共同体の完全な終焉を決定づける悲劇的な引き金となったのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。