登山者や観光客が最も気にかけるのが「現時点で登山道は歩けるのか」「温泉街への影響はあるのか」という点です。結論から言えば、噴火警戒レベル1の現状において、全コースを封鎖するような一律の入山規制は発令されていません。
雌阿寒岳への主要アプローチである以下の3ルートは、通常期通り通行可能です。
- 雌阿寒温泉コース(足寄町側):最もポピュラーなルート。登山口付近には避難シェルターや緊急連絡設備が設置。
- オンネトーコース:絶景の湖畔からアカエゾマツ原生林を抜けるルート。
- 阿寒湖畔コース(釧路市側):やや長距離となるものの、雄大な阿寒カルデラを一望できるルート。
ただし、活動の中心であるポンマチネシリ火口の縁や火口内への立ち入りは常時禁止されています。足寄町および釧路市の防災協議会では、噴火警戒レベルが「レベル2(火口周辺規制)」へ引き上げられた場合、直ちに火口から概ね500メートル〜1キロメートル圏内を通る登山道を全面通行止めとし、雌阿寒温泉登山口やオンネトー登山口にゲートを設置する規定を厳格に運用しています。