旅程が決まった段階で公式サイトを確認し、希望する便が「×(満席)」と表示されていても、乗車を諦めるのは時期尚早です。嵯峨野トロッコ列車の運行を担う嵯峨野観光鉄道では、指定席が完売した場合に限り、乗客の安全を確保できる定員内で「立席券(立ち乗り券)」を発行しています。
この立席券こそが、予約合戦に敗れた旅行者にとって最大の救済措置となります。購入できるのは乗車当日の各駅窓口のみで、朝の窓口オープン時刻(トロッコ嵯峨駅は午前8時35分頃)から当日全便分が一斉に先着順で販売されます。現地の混雑状況にもよりますが、繁忙期には駅前に行列ができるため、午前中の早い時間帯に窓口へ並ぶのが鉄則です。
さらに見逃せないのが、JR西日本のネット予約システム「e5489」における直前キャンセル枠の放出です。予約変更や払戻しの手数料が切り替わる「乗車前日の23時台」や「乗車当日の早朝」は、旅程変更に伴う戻りチケットが画面上に突然復活するケースが多発します。窓口に並ぶ前にスマートフォンから最新の空席照会をリロードすることで、思いがけず指定席を確保できる事例は現場でも頻繁に確認されています。