この学部の真骨頂は、工学の基礎知識と経営学の概念を融合させた独自の教育システムにある。従来の工学部が「モノをどうつくるか」に特化しがちであったのに対し、ここでは「つくったモノをいかに社会に活かし、ビジネスとして成立させるか」という生産工学の思考法を徹底的に叩き込む。
その中核をなすのが、伝統的な名物カリキュラムである生産実習プログラムだ。長期間にわたり実際の企業現場に身を置き、プロジェクトの進め方や組織における意思決定のプロセスを体験する。人気を博す建築工学科をはじめ、機械、電気、応用分子化学など多岐にわたる専門分野の学生たちが、現場の実践感覚を研ぎ澄ませている。技術に偏重せず、組織や経営の視点を持ったエンジニアの養成こそが、他大学の工学系学部との明確な差別化ポイントだ。