二人が長年にわたり特別なパートナーシップを維持できている理由は、制作現場やインタビューで語られた生々しい証言の中に凝縮されています。
映画『沈黙のパレード』の公開プロモーション時、福山雅治は柴咲コウについて公式インタビューや特番で次のように語っています。
「柴咲さんが内海薫として目の前に立ってくれた瞬間、一瞬で湯川学に戻ることができた。彼女が持つ表現の純度の高さ、そして音楽における声の引力は、クリエイターとしてのインスピレーションを常に刺激してくれる」
一方の柴咲コウも、福山雅治のプロデュースワークに対して惜しみない敬意を表しています。
「福山さんのディレクションは本当に細やかで妥協がありません。でも、それは演者や歌い手の可能性を120%信じて引き出そうとしてくれるから。スタジオに入ると、全幅の信頼を置いて身を委ねることができます」
現場スタッフの証言によると、カメラが回っていない控室やスタジオでも、二人は冗談を交わしながら作品のディテールについて熱心に意見を交わしていたといいます。お互いをファーストネームや独自のニックネームで気さくに呼び合い、年齢差を感じさせない軽妙なトークを展開する様子は、恋愛感情を超えた「熟練の職人同士の阿吽(あうん)の呼吸」そのものでした。