痛みを遠ざけようとする魔法の呪文は、日本だけのものではありません。海を越えた欧米諸国にも、驚くほど似たニュアンスの言葉が存在します。
英語圏で最も代表的なフレーズがこちらです。
"Pain, pain, go away, come again another day."
(痛みよ、痛みよ、飛んでいけ。来るなら別の日にしておくれ)
これは有名なマザーグースの童謡「Rain, Rain, Go Away」のメロディや言い回しをもじったもので、子どもが怪我をした際によく使われます。
また、欧米の親たちが患部に軽くキスをしながら口にする"Let me kiss it better."(キスして痛みを治してあげるね)や、"Make it all better."という表現も定番です。文化や言語が異なっても、「患部に触れながら優しい言葉をかけて痛みを鎮める」という人間の本能的行動は世界共通であることが分かります。