日帰り温泉の満足度を左右する大きな要素が、湯上がりの食事処です。やくらい薬師の湯の館内レストランでは、地元加美町の特産品を主軸に据えた実直な和洋食メニューが展開されています。
看板メニューとして定評があるのは、加美町が誇る清水の恵みを取り入れた「地元産わさび」を添えた清流そばや、豊かな土壌で育まれた地元銘柄米の定食です。なかでも自家製出汁を効かせたカツ丼や、サクサクの衣を纏った天ぷら盛り合わせは、ボリュームと素朴な旨味で幅広い年代に選ばれています。また、山麓の醸造施設で製造される「やくらい地ビール(クラフトビール)」の瓶が用意されている点も、ドライバー以外の同行者にとっては見逃せない魅力です。
ただし、利用にあたって配慮すべきはランチタイムのピーク帯(12:00〜13:30)です。調理場が丁寧に手作り厨房として稼働しているため、満席時にはオーダーから提供まで20分以上を要する場面があります。「サッと食べてすぐに出発したい」というスケジュールを想定している場合、館内レストランの開店直後である11時台前半に席を確保するか、近接する「やくらい土産センター・直売所」の軽食コーナーを併用する機転がスマートな選択です。