インターネット上では、アクション仮面にまつわる様々な「裏設定」や都市伝説が長年囁かれてきました。「実は過去の実験事故で肉体を失っている」「怪人たちは博士の元同僚である」といった真偽不明の噂が独り歩きした時期もあります。
こうした噂が生まれた発端には、メディアミックスによる実在世界観の経緯の違いが関係しています。原作コミック初期におけるアクション仮面は、テレビ業界の生々しい舞台裏(視聴率争いやスーツアクターのギャラ事情など)を描くブラックユーモアの装置としての側面も持っていました。
さらに後年、青年漫画誌『月刊アクション』で連載された公式スピンオフコミック『アクション仮面』(作画:西脇だっと)では、子ども向けアニメの明るいトーンを一変させ、人間の心の闇から生まれる怪人「メビウス」と血を流しながら戦うハードボイルドなSFアクションとして再構築されました。このスピンオフのシリアスな世界観が、本編の都市伝説と混ざり合って語られたことが、ダークな裏設定の噂の真相です。