ネット上の口コミ掲示板やSNSでは、「JAEの稽古は理不尽に厳しいのではないか」「怪我をしたら切り捨てられるのか」「有名アクターが相次いで退所しているのはなぜか」といった噂が散見されます。業界関係者へのヒアリングをもとに、それらの実態を検証します。
まず、訓練の厳しさについてですが、これは「命に関わる危険を伴う現場」である以上、ある種必然的なプロ意識の表れです。高所からの落下、火薬を用いた爆破シーン、激しいワイヤーアクションなど、一瞬の油断が重大事故に直結します。現場OBの証言によると、「理不尽な精神論は排除されつつあるが、安全確認と身体操作の正確さに対する指導は極限までシビア」というのが実情です。
所属俳優の退所理由については、ネガティブな内紛というよりも、キャリアの自立と肉体的な転換点に起因するケースが圧倒的多数を占めます。30代後半から40代を迎えるにあたり、激しいスタントから「顔出しの本格演技」や「声優」「アクションコーディネーター」「独自のアクションスタジオ立ち上げ」へとシフトするため、円満に独立する道を選ぶのが通例です。長年功績を残した高岩成二氏のフリー転身も、後進への道を開きつつ、自身が新たな演技領域へ挑む前向きなステップとして業界内外から温かく受け止められています。