彼女の足跡を振り返る上で外せないのが、金字塔とも言える大作ミュージカルでの縦横無尽な活躍だ。タイトロールを担った『アナスタシア』での劇的な感情の波、あるいは豪華絢爛な『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』で魅せた絢爛たるパフォーマンスは、観客の記憶に強く刻まれている。
単に歌が上手いだけでは到達できない境地がある。役になりきるのではなく、役そのものが持つ業や孤独、愛を自らの身体を通して血肉化していく。劇評家たちも、彼女の舞台に立つ姿勢を「役の命をそのまま客席へ届ける凄絶なまでのリアリティ」と評する。年を重ねるごとに増す表現の深みは、観るたびに新しい驚きを与えてくれる。