ボブを語る上で絶対に外せない存在が、彼が肌身放さず抱きしめている相棒、ティム(くまのぬいぐるみ)だ。片方のボタンの目が取れかかり、あちこちが擦り切れたその古いぬいぐるみは、ボブにとって単なる玩具ではない。どんな危機的状況に陥っても、ティムだけは決して手放そうとしないのだ。
この一見すると何気ない小道具の存在が、ボブというキャラクターの精神的な年齢や無垢さを際立たせている。強烈な個性がぶつかり合う作中で、ティムに話しかけたり優しく抱きしめたりするボブの姿は、観客に強い共感と愛おしさを抱かせる。言葉を超えた絆の描写が、世界中のファンの涙腺を刺激してやまない。