羽曳野市役所が掲げる地域再生のマスタープランにおいて、この拠点が果たす役割は極めて重い。過疎化が進む山間部と、住宅地が広がる平野部を抱える南河内地域において、都市住民を農村地域へ呼び込むアグリツーリズム産業の起爆剤として位置づけられているからだ。
週末に開催される収穫体験ツアーや地元加工品のプロモーションは、行政主導の硬直したイベントではなく、生産者と民間企業が一体となった地域振興ビジネスとして洗練されてきた。農産物を買って帰るだけでなく、その背景にある風土や栽培ストーリーを消費させる。モノ消費から体験消費へのシフトが、このロードサイドの直売拠点でも着実に根付き始めている。