見た目は規格外のニンニクだが、植物学上の分類を辿ると、実はリーキ(ポロネギ)の同属変種にあたる。欧米では「エレファントガーリック」の名で広く浸透しており、日本国内でもその迫力ある姿からジャンボニンニクの名称で親しまれてきた。一般的なニンニク特有の強い刺激臭やアリシン含有量が控えめであるため、食べた後の口臭が残りにくく、マイルドで豊かな風味が楽しめる点が最大の特徴だ。
園芸の世界において、この巨大な球根を育てる作業は一種のロマンと言える。ひとつの片(りん片)を秋に植え付けるだけで、翌年夏には手のひらからあふれるほどの塊へと成長する。その力強い生命力は、ガーデニングや趣味の野菜づくりを始めたばかりの人々を魅了してやまない。