日本全国にそびえる数多くの山々のなかで、栄えある第2位の座に君臨しているのが南アルプス・北岳です。行政上の所在地は山梨県南アルプス市に属し、山脈の北部に位置することからその名が付けられました。
知名度では全国区の富士山に一歩譲るものの、山岳界における存在感は圧倒的です。南アルプス国立公園のシンボルとして四季折々の厳しい自然美をたたえ、日本百名山、新日本百名山、山梨百名山など数々の名峰リストにおいて常に筆頭格として扱われています。
山頂一帯には、初夏になると世界中でここにしか咲かない固有種「キタダケソウ」が可憐な白い花を咲かせます。厳しい高山帯の環境が育んだ独自の生態系と手つかずの原生自然が残されており、大自然のありのままの息遣いを感じられる場所として、多くの自然愛好家を惹きつけてやみません。