三鷹市の住宅街を歩くと、ひときわ目を引くコンクリート打ちっぱなしのモダンな建物が現れる。かつてロールス・ロイスが停まっていたガレージは、今は静まり返っている。近所の人々は口を揃えて言う。「昔はよく、志村さんが犬の散歩をしているのを見かけましたよ」と。しかし、主が旅立ってからの時間は残酷だ。主のいない空間は、急速にその生気を失っていく。
かつては多くの芸人仲間が集まり、夜な夜な笑い声が響いていた場所。それが今や、ただ静かに佇むだけのコンクリートの塊となってしまった。時の流れは速い。もう6年なのだ。