「液晶画面に直接ペンや指で下書きを描くのがどうしても苦手」という人は少なくありません。普段描き慣れているクロッキー帳やコピー用紙にシャープペンシルで描いたアナログ絵は、アイビスペイントの取り込み機能を活用することで最高の下書き素材へと生まれ変わります。
紙のスケッチを取り込む際、もっとも手軽なのがアイビスペイントの写真から下書きを起こす手法です。レイヤーウィンドウ内の「カメラアイコン(画像読み込み)」をタップし、スマートフォンのカメラで撮影した写真や保存した画像を選択します。画像配置を確定すると、画面上に「線画抽出を実行しますか?」というダイアログが表示されるため、迷わず「OK」を選択してください。
線画抽出画面では、3本のスライダー(黒側・白側・中間)を使って線のコントラストを微調整します。アナログ原稿を取り込む際に紙の影や黄ばみが残ってしまうトラブルは、以下の調整によって完全に解消できます。
- 白側スライダー:右にスライドさせることで、紙の地色や照明のムラを純白(透明)へと飛ばす。
- 黒側スライダー:左に寄せることで、薄い鉛筆の線をくっきりとした黒線に強調する。
- 中間スライダー:線の太さやシャープペンの濃淡の階調を好みの濃さにコントロールする。
アナログ下書き取り込みを成功させる撮影側のポイントとして、室内の照明が紙の上に落ちて影を作らないよう、斜めから撮影してアイビスペイント側の「パース変形・メッシュ変形」で歪みを補正するか、自然光の入る明るい窓際で真上からフラットに撮影するのが鉄則です。