デビュー当初、寛一郎に対しては「佐藤浩市の息子」「三國連太郎の孫」という色眼鏡が少なからず存在しました。しかし、現在の映画・ドラマ界における彼の評価は、そうした出自を完全に超越しています。
転機となったのは、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』における公暁(くぎょう)役でした。源実朝を暗殺する悲劇の僧侶を鬼気迫る形相で演じ切り、SNS上では「鳥肌が立った」「佐藤浩市の息子ということを忘れて見入ってしまった」と視聴者から絶賛の声が相次ぎました。
さらに、映画『せかいのおきく』(2023年)や北野武監督の映画『首』(2023年)、『ゴールデンカムイ』(2024年)といった話題作で見せた変幻自在の演技は、監督やプロデューサー陣からも「独特の陰影と色気を持ち、画面に映るだけで空気を変えられる稀有な若手」と高く評価されています。SNSや映画レビューサイトでも、20代〜30代の映画ファンを中心に「今もっとも次回作が楽しみな実力派俳優」として確固たる支持を確立しています。