新学期を迎えたキャンパスは、サークルの勧誘と新入生の歓声に包まれる。だが、学生寮やアパートのデスクでは、まったく別の静かな戦争が始まっている。午前9時の受付開始と同時に更新ボタンを連打する指先。ほんの数秒の遅れが、必修科目の抽選落ちや希望クラスの定員オーバーに直結するからだ。
静岡大学の学生にとって、履修の成否は単なる時間割決めにとどまらない。卒業要件の充足、研究室配属の条件、さらには奨学金給付基準の維持に至るまで、大学生活のすべてがこの画面の向こう側に委ねられている。だが、アクセス集中がピークに達する瞬間、ブラウザには無慈悲なタイムアウト表示が容赦なく突きつけられる。