ゴルファーの間で囁かれる「森林公園ゴルフ倶楽部は手強い」という噂の真偽を確かめるには、設計思想とコーススペックを紐解く必要があります。本コースは武蔵野の豊かな自然林をそのまま残した丘陵コースでありながら、各ホールは樹木でセパレートされ、一見するとフラットで広々としたフェアウェイに見えます。しかし、そこには随所に罠が仕掛けられています。
プレーヤーを悩ませる最大の要因は、アンジュレーション(起伏)とハザードの絶妙な配置です。フェアウェイキープを果たしたとしても、セカンドショットで爪先上がりやつま先下がりなど微妙な傾斜からのショットを強いられる場面が少なくありません。さらに、ガードバンカーのアゴが高く設計されているホールが多く、不用意にピンを狙いすぎると手痛いペナルティを受ける構造になっています。
また、ベントの1グリーンは傾斜と芝目の読みがシビアで、スティンプメーターで9.5〜10.5フィート前後に仕上げられるコンディションの日も多く見られます。下りのパットを残すと繊細なタッチが要求され、3パットを誘発しやすい点も難易度を高めている理由です。力任せのロングドライブよりも、落とし所を逆算した緻密なクラブ選択とアプローチの精度が試されるレイアウトといえます。