ホビー専門店の仕入れ担当者やヴィンテージTOYコレクターへの取材から、二次流通市場の生々しい実態が浮き彫りになってきました。
秋葉原の老舗ホビーショップ店員は次のように明かします。「実家の大掃除で出てきた大量の指人形を持ち込まれるお客様が増えています。100体まとめて数百円にしかならないと落胆される方がいる一方、袋詰めの底から初代の『色違い当選品ジラーチ』や『クリア版ピカチュウ』が見つかり、査定額が跳ね上がって驚愕されるケースも月に数回はあります」。
SNSやファンコミュニティでは、単なる金銭的価値にとどまらず「子どもの頃にコンプリートできなかった151匹を、大人になった今買い集めて並べる」というコンプリート欲を満たす動きが活発です。フリマアプリでの単品売買が容易になったことで、欠けていたピースを埋めるためのピンポイント需要が相場を底支えしています。