美少年の代名詞として語られる一方で、少年期の吉沢亮を語るうえで欠かせないのが、武道に捧げたストイックな歳月です。小学1年生から中学3年生までの通算9年間、地元の道場で剣道に没頭していました。
稽古は週に4日から5日。冬場の凍えるような板間での素振りや激しい掛かり稽古を耐え抜き、実力は剣道2段まで到達しました。昭島市内の大会にとどまらず、都大会や広域の大会でも結果を残し、中学時代には関東大会で優秀選手賞を受賞するほどの屈指の腕前を誇りました。テレビ番組の企画で行われた実力派剣士との対戦企画でも、鋭い踏み込みと美しいフォームを披露し、武道経験者たちを唸らせています。
「礼に始まり礼に終わる」武道の精神は、後の俳優人生における礼儀正しさや、大河ドラマや時代劇で見せる体幹のブレない殺陣に直結しています。過酷な稽古を投げ出さずにやり切った持久力が、過酷な撮影現場を支える強靭な精神力のアスリート気質を育みました。