1999年の開業当初、博多リバレインの商業ゾーンは高級輸入ブランドを中心としたラグジュアリーモール「スーパーブランドシティ」として華々しく船出しました。しかし、バブル崩壊後の消費マインドの変化や競合商業施設とのパイの奪い合いにより、初期のビジネスモデルは大きな転換を迫られます。
転機となったのは、2007年以降の高島屋グループによる本格的な運営参画です。百貨店事業の直営ではなく、子会社の東神開発(高島屋グループのショッピングセンター開発・運営会社)がプロデュースを手掛けるディベロッパー型のモール運営へとシフト。さらに2015年には名称を「博多リバレインモール by TAKASHIMAYA」へと一新し、従来の富裕層向けブティック路線から、暮らしを彩るライフスタイル提案型モールへと劇的なリポジショニングを遂げました。
運営関係者の証言や商業動向を分析すると、この「脱・百貨店フォーマット」こそが、成熟した大人の街・博多旧市街においてリバレインが息の長い支持を獲得する決め手となったことが浮き彫りになります。