トリトンのメニュー表の端に鎮座しながら、コアなファンから絶大な支持を集めているのが「ニクソンロール」と呼ばれる巻き寿司です。一般的な江戸前寿司の概念を覆すこのロール寿司は、一度食べると病みつきになる裏名物として知られています。
中身の構成は、ふっくらと焼き上げられた「うなぎ」、濃厚でコクのある「クリームチーズ」、そして食感のアクセントとなる「きゅうり」です。これらを海苔とシャリで裏巻きにし、上から甘辛い特製タレをかけた一品。濃厚なうなぎの蒲焼きとクリーミーなチーズが絡み合い、きゅうりの瑞々しさが後味を爽やかにまとめ上げます。
名前の由来については諸説ありますが、かつてアメリカのニクソン大統領が訪日した時代や、米軍基地由来のロール文化にインスパイアされた職人が命名したという逸話が常連の間で語り継がれています。北米発祥のフュージョン寿司を日本の回転寿司文化に昇華させた傑作であり、酒の肴としても、食事の締めとしても完璧な完成度を誇ります。