偏差値や合格率といった公表指標の裏で、実際に通う学生たちは日獣大をどのように評価しているのでしょうか。在学生や卒業生のヒアリング、学内コミュニティの声を調査すると、単科大学系ならではの独特な学風が見えてきます。
学内で圧倒的に高く評価されているのは「小回りの利くアットホームな教育体制」です。ある在学生は取材に対し、「マンモス大学と違って1学年の顔と名前がほぼ全員一致する。先生の研究室のドアも常に開いていて、実習での疑問点をその日のうちにマンツーマンで解消できる」と語っています。また、付属動物医療センターの症例数が豊富であり、早い年次から実際の臨床現場の空気に触れられる点も日獣大ならではの魅力として挙げられます。
一方で、率直な不満やギャップとして聞かれるのが「キャンパスの狭さ」です。駅近の都市型キャンパスである代償として、総合大学のような広大な芝生広場や大型スポーツ施設は期待できません。敷地内に実習棟や病院棟が密集しており、「大学というより専門性の極めて高い研究病院に通っている感覚に近い」というリアルな声も散見されます。大動物の実習では富士キャンパス(山梨県)などを利用するため、移動を伴う実習スケジュールへのタフさも求められます。