適切な注油に加えて定期的なパーツ交換を行うことで、ZIPPOは数十年以上にわたって新品同様のパフォーマンスを維持できます。日常的なジッポメンテナンス方法の核となるのが、フリントとウィックの管理です。
まず把握すべきはジッポフリント交換時期です。ホイールを回したときの手応えが急に重くなったり、逆に空回りして火花が飛ばなくなったりしたら交換の合図です。底部スプリングネジをコインで緩めて外し、残った短いフリントカスを取り除いてから新しい純正フリントを1粒投入します。スプリングの締め込みが緩いと着火不良の原因になるため、指の力でしっかりと止まるまで締め付けるのが基本です。
続いてジッポ芯交換やり方についてです。芯の先端が炭化して細くなってきたら、ピンセットやラジオペンチで黒くなった部分を2〜3ミリ引き出し、風防のフチと同じ高さでハサミやニッパーを使ってカットします。これを繰り返して芯の全長が短くなった段階で新しいウィックへ交換します。新しい芯をインサイドユニットへ通す際は、内部のコットンを取り出し、芯を上から通した後に「コットンと芯が蛇行するように交互に折りたたんで詰め直す」ことが決定的なポイントです。芯が直線的に端へ偏っていると、オイルの吸い上げ効率が半減してしまうためです。
【プロの結論】ZIPPOの愛用に向いている人・慎重になるべき人の判断基準
電子タバコや使い捨てライターが普及した現在において、あえてアナログなZIPPOを所有することには明確な向き・不向きが存在します。
【ZIPPOを心からおすすめできる人】 道具を手入れするプロセスそのものを楽しめる人、風の強い屋外やアウトドアでの確実な着火力を求める人、ひとつのプロダクトを生涯にわたって愛着を持って育て上げたい人にとって、ZIPPOは唯一無二の相棒となります。
【慎重な検討または電子ライターを推奨する人】 給油やパーツ交換の手間を一切かけたくない人、オイル特有の微細な匂いに敏感な人、スーツの薄いポケットにライターを入れて手ぶらで行動したい人は、気化漏れのリスクがないターボライターやUSB充電式ライターを選択する方がストレスなく過ごせます。