かつての超低金利政策が過去の出来事となり、国内金融市場は完全に新しい局面へ移行した。日本銀行が舵を切った金利引き上げは、メガバンクからネット銀行に至るまで、あらゆる金融機関の融資・預金金利に波及している。
この変化の波のなかで、店舗を持たないネット銀行は、低減された固定費をユーザー還元へ回す攻めの姿勢を崩していない。特にマイホーム購入の現場では、借入額の大きさに比例してわずかな金利差が年間数万円から数十万円の返済額の差となって跳ね返るため、金利水準に対する借り手の眼差しはかつてなく厳しくなっている。