日本中を揺るがしたノンスタイル井上 当て逃げ事故の真相は、2016年12月11日の深夜23時45分頃に端を発します。現場となったのは、交通量の多い東京都世田谷区若林の都道(環状7号線に合流する交差点付近)。当時、仕事を終えて自らハンドルを握り帰宅途中だった井上さんは、前方を走る車両を追い越そうとした際にトラブルを引き起こしました。
報道各社の取材データおよび警察の現場検証によると、世田谷区の事故現場の状況は片側2車線の緩やかなカーブ付近。井上さんは前方を走行していたタクシーを左側から追い抜こうと車線変更を試みた際、タクシーの右フロント部分に接触しました。このタクシー接触事故と被害者となった40代の男性運転手は、首や腰に全治約2週間の軽傷を負うことになります。
当時、ノンスタイル井上 事故当時の愛車は高級セダンのレクサスでした。車体が大きく頑丈な構造であったこともあり、車内に伝わった衝撃音に対して「何かにぶつかったかもしれない」という自覚はあったと本人は後の取り調べで供述しています。しかし、井上さんは車を停止させて被害者の救護や警察への通報を行うことなく、そのまま現場を走り去ってしまいました。
世間が最も疑問に感じたノンスタイル井上 事故の理由と経緯について、井上さんは事情聴取で「接触したかもしれないという認識はあったが、もし事故を起こしたことが世間に知られたら大変なことになると思い、怖くなって逃げてしまった」と明かしています。芸人として認知度が急上昇し、ナルシストキャラとしてメディア露出を極めていた時期ゆえに、「保身と恐怖心」が正常な判断力を完全に狂わせてしまった瞬間でした。