金沢随一の予約困難店となった現在、席を確保するには緻密な戦略が欠かせない。基本的に予約は数カ月先まで埋まるのが常だが、2026年時点における確実性の高いアプローチは「毎月1日に行われる翌月分の電話予約枠」を逃さないことだ。ピークタイムを避けた平日遅めの時間帯(20時半以降)であれば、直前のキャンセル待ちで滑り込めるケースも稀にある。
苦労して手に入れた席で絶対に逃してはならないのが、日替わりの黒板に記される限定メニューだ。なかでも極上のサシが入った「能登牛のたたき」や「炭火焼き」は、入荷があった日のみ提供される争奪必至の逸品。能登の海風を受けて育った芳醇な脂の甘みは、赤身の濃い旨味と相まって舌の上で静かに溶けていく。これに合わせるべきは、地元の地酒。能登の旬魚と能登牛のコンビネーションこそ、この店の真価を味わい尽くす黄金ルートだ。