今や世代を超えて定番となった韓国発の女神ヘア「ヨシンモリ」。大きなリバースカールが描く優美なS字ラインと、顔周りを華やかに彩る立体感が最大の特徴だ。しかし、一見難しそうに見えるこのスタイルも、プロの理論を落とし込めば驚くほどシンプルに紐解くことができる。
宮村氏が明かす極意の第一歩は、「毛束の取り方とテンションの掛け方」にある。一度に大量の毛束を挟むと、内部まで熱が伝わらず、結果として過度な加熱を繰り返す悪循環に陥る。3〜4センチ幅の毛束を取り、毛先に向けて滑らかに滑らせながら外巻き(リバース巻き)にするのが鉄則だ。さらに、最新の垢抜け感を作るには「束感」の演出が欠かせない。巻いた直後の熱が残っている状態で毛先を軽く引っ張り、冷める瞬間にカールを記憶させることで、崩れない綺麗なウェーブが定着する。
髪を傷ませないための温度設定も極めて重要だ。過度な高温は髪のタンパク質を変性させ、ゴワつきの原因となる。プロが推奨する理想の温度は140℃から160℃。この適切な温度帯を守り、冷めるプロセスを味方につけることこそが、1日中しなやかな弾力を保ち続けるシークレットなのだ。