バミリとは、舞台・テレビスタジオ・コンサート会場などの床面に、出演者の立ち位置や大道具・楽器・カメラの停止位置を明滅に示すための目印(マーキング)を指します。業界内では名詞として「バミリ」と呼ぶだけでなく、「そこにバミっておいて」「立ち位置をバミる」といった動詞としても日常的に使われています。
語源は、歌舞伎や伝統演劇の時代から使われてきた「場見(ばみ)」または「場を見る(ばをみる)」という言葉にあります。舞台上で役者が立つべき「場」を確認し、見定める行為が名詞化し、やがてカタカナ表記の「バミリ」としてテレビや現代コンサートの現場に定着しました。
「場見」という言葉自体は立ち位置を確認する行為全般を指す場合もありますが、現代のエンタメ業界において単に「バミリ」と言った場合は、床に貼られたテープそのものやテープを貼る作業を指すケースが一般的です。テレビのバラエティ番組のスタジオ収録から、数十名がフォーメーションを組む大型アイドルグループのスタジアム公演に至るまで、すべての現場で安全かつ正確な進行を担保する共通言語となっています。