さんぱーるを訪れる旅行者の多くが目当てにするのが、併設された館内レストランの看板料理です。なかでも検索需要が極めて高いのが「海鮮丼」と、熊本が誇る幻の地鶏「天草大王」を用いたメニューです。
朝獲れ地魚が踊る海鮮丼の真実
有明海・八代海・東シナ海という豊かな海域に囲まれた上天草の恵みを凝縮した海鮮丼は、注文客の約半数が選ぶ絶対的エースです。日替わりで盛られるネタは、近海で水揚げされたタイ、カンパチ、シマアジ、タコ、キビナゴなど、その日の水揚げ状況に完全連動しています。
都会の海鮮丼に見られるような「冷凍マグロやサーモンの底上げ」とは無縁であり、身の締まりと角の立った包丁の入れ具合から、鮮度の高さが一口で伝わります。天草特有の甘口醤油と脂の乗った白身魚の相性は抜群で、観光地の名ばかりグルメとは一線を画す仕上がりです。
幻の地鶏「天草大王」の凝縮された旨味
海鮮と並び立つ主役が、一度は絶滅しながらも半世紀以上の歳月を経て復元された日本最大級の地鶏「天草大王」です。さんぱーるのレストランでは、この希少な肉質をダイレクトに味わえるタタキ風の一品やジューシーな唐揚げ、陶板焼き定食などが提供されています。
一般的なブロイラーとは比較にならない弾力と、噛み締めるほどにあふれ出す濃厚なコクは、肉好きの舌を唸らせるに十分な破壊力を秘めています。「魚気分」で立ち寄ったドライバーが、同伴者の天草大王を一口分けてもらい、その滋味深さに驚嘆するという光景は現場の日常風景です。