受診者が最もストレスを感じる千葉大学医学部附属病院の外来待ち時間の真相について、現場のフローを検証しました。結論から言えば、どれほど周到に予約時間を設定していても、診察まで1〜2時間、検査や会計を含めると半日を院内で過ごすケースが日常茶飯事です。
予約制であるにもかかわらず遅延が生じる理由は明確です。同院が扱う患者は、病状が極めて複雑な重症例や難病患者が中心であり、1人あたりの診察・説明に想定以上の時間を要します。さらに、緊急手術や救急患者の受け入れによる担当医の一時離脱、精密検査の追加オーダーなどが重なることで、タイムスケジュールが後倒しになっていきます。「午前10時の予約枠だから10時に診てもらえる」という感覚で訪れると、激しいギャップに苦しむことになります。
ただし、施設面での受診環境は大幅に進化を遂げています。継続的な再整備が進む千葉大学医学部附属病院の新病棟の施設詳細を見ると、外来診療棟の待合スペースは自然光を取り入れた開放的な吹き抜け構造となっており、車椅子でも快適に行き交えるユニバーサルデザインが徹底されています。再来受付機や自動精算機の拡充、院内Wi-Fiの整備、カフェやレストランの充実により、長時間の待機による肉体的・精神的負担を軽減する工夫が随所に凝らされています。