長年愛される人気キャラクターだからこそ、ネット上では事実と異なる俗説や誤ったイメージが定着しているケースも少なくありません。ここでは、客観的証拠をもとに代表的な誤解を是正します。
誤解1:「アムロが基板からすべて手作りした完全オリジナル作品である」
前述の通り、これは完全な誤解です。公式設定資料集『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダム』および富野監督のインタビューでも明言されている通り、ハロは民間玩具メーカーの市販ペットロボットがベースです。アムロの非凡さは「ゼロから作ったこと」ではなく、「市販の汎用トイを、軍用センサーやニュータイプ的感応機能の片鱗を捉えるレベルまで大改造してしまったエンジニアリング能力」にあります。
誤解2:「ハロは常に温厚で無害なペットロボットである」
可愛らしい外見に覆い隠されていますが、作品によってはハロは極めて危険な軍事システムそのものです。『機動戦士ガンダム00』のトリニティ兄弟が所持していたブラック/パープルハロは、冷酷な民間人虐殺の場でも無機質に作戦データを処理し続けていました。また、『水星の魔女』におけるハロは、学園内の監視カメラや生徒の信用スコア管理端末としての側面も併せ持っており、管理社会・監視テクノロジーの象徴としての影を色濃く漂わせています。