地下鉄南北線の延伸計画については、ネット上でさまざまな情報が飛び交っている。中でも多いのが「品川駅まで延伸される」「白金高輪から分岐して東京テレポート方面へ向かう」という説だ。しかし、国土交通省の交通政策審議会や東京メトロの公式発表を確認する限り、2026年時点で南北線の延伸は事業化されていない。
東京メトロが中期経営計画で優先しているのは、有楽町線の豊洲~住吉延伸と、日比谷線の中目黒~三田延伸構想の具体化であり、南北線の品川延伸は構想段階にすらない。ネットで拡散される「2028年開業予定」という情報は、過去に都が示した「都心部・品川地下鉄構想」と混同されたものと見られる。
ただし、目黒駅での目黒接続の重要性は増している。東急目黒線・三田線との接続駅である目黒は、山手線との乗り換えも含めて南北線の利便性を支える要衝だ。品川方面へ向かう需要は今後も増えると予想され、目黒駅の混雑緩和と乗り換え動線の改善が実質的な課題となる。