野外で巨大なセリ科植物に遭遇した際、危険な外来種か無害な在来種かを判別するには、いくつかの明確な外見的特徴をチェックする必要があります。
最大の違いは「圧倒的なサイズ」と「茎の模様・毛」にあります。ジャイアントホグウィードは成植物になると草丈が3〜5メートルに達し、茎の太さは人間の腕ほど(直径5〜10センチ)に達します。一方、在来種のオオハナウドは大きくても1.5〜2メートル程度にとどまります。
茎の表面を観察すると、ジャイアントホグウィードには赤紫色から暗紫色の斑点やまだら模様が明瞭に現れ、硬く鋭い剛毛が密生しています。オオハナウドの茎は全体的に緑色で、白く柔らかい毛が生えているものの、毒々しい紫の斑点はありません。また、葉の切れ込みもジャイアントホグウィードの方が格段に深く、ノコギリの刃のように鋭利に尖っています。
ただし、在来種のオオハナウドであっても体質によっては微量の光毒性物質で皮膚炎を起こすケースがあります。確実な同定ができない巨大植物には、むやみに素手で触れないことが鉄則です。